皆さん、こんにちは!
常春の-だい-です♪(´ε` )
いつも常春blogを読んでいただき
ありがとうございます!
この3連休は気温が低く
寒かったですが天気も良く、
僕らはモデルハウスの除雪が
少なくて助かりました (^з^)-☆
おかげ様で新年早々
たくさんのお客様に来ていただき、
日中の自然な明るさやここち良さを
体験してもらったり、『常春』の考え方を
お話できたり、有意義な週末となりました!
さて、
今日は久しぶりに新モデルハウスについて。
『風編』です♪
このblogでも何度も触れていますが、
僕たちは住まいを計画するにあたり
お施主様の要望と同じくらい、
「その土地」で建てる意味を
とても重要に思っています。
土地の面積や形状、方位や道路の向き、
隣地に建つ建物などの周辺環境はもちろん
「その土地」での季節ごとの日射角度や
風向き、また視線が抜ける向きや眺望の
良い場所など、そのポテンシャルを
最大限に活かせるように考えています。
その中で、今日は「風向き」についてです。
まずは札幌の風の特徴についておさらいです。
北海道地図で道央部(札幌付近)の
地形を見ると石狩湾から勇払原野にかけて
ほぼ南北に連なる低地帯、
いわゆる石狩低地帯があります。
札幌はこの低地帯の西端、北部に
位置していますが、石狩低地帯に流れ込んだ
空気は、西と東の山地に行く手を遮られ、
主に南北方向の動きをするようになります。
上の図は、札幌の四季ごとの風向きを
風配図で表したものです。
四季を通じて南東と北西の風が目立ってますね。
気象台の位置が石狩低地帯の中心から外れていて
藻岩山の影響などもあって南北方向から少し
ずれてるようです。
また札幌は、昼は北西、夜は南東の風が多く、
この特徴は四季にわたっていて、
特に弱い風の時にこの傾向が強いようです。
ちなみに、札幌市内で最も風が強いのは、
石狩低地帯の中心に近い東区と厚別区で、
中央区、西区はこれに比べて弱いのです。
もっとピンポイントで
今回の建設地である西区西野1条7丁目の
風向きを調べてみます。
黄色い矢印の所が建設地です。
風配図を拡大してみます。
先ほどの札幌市全体のデータと同じく
南東と北西の風が目立ちます。
特に北西の風が強いですね。
冬は屋根に積もった雪がせり出す
雪庇が南東側にでき易いのも納得です。
省エネの為に、サッシや断熱材の性能を
向上させる事も大事だとは思います。
が、それ以上に
「その土地」の風向きの傾向を調べて
窓の位置や開き勝手の方向を決める事で
風通しが良く、夏でもエアコンなどに頼らず
自然の力で快適に過ごす事ができれば
それこそ省エネになるんじゃないかな?
と考えています。
新モデルハウスもこの風向きを活かして
計画していますよ!