リフォーム課の富樫です。
ご無沙汰しております。
この業界に足を踏み入れて学生の頃を含めると四半世紀以上経ちます。
建築業界にも年代によって流行があり、それは建物の形状であったり間取りであったりインテリアであったりトータルバランスを考えお客様に提案するわけですが、7年くらい前から注目していて未だにトレンドカラーとして、様々な業界でも中心的な存在であり続ける「グレージュ」についてお話をしたいと思います。
グレージュの始まりは諸説ありますが、2009年頃にカッシーナなどのイタリア高級家具ブランドがミラノサローネなどで使い始めたことで徐々に定着したとされています。今ではヘアカラー、雑貨等でも人気のカラーとなっているグレージュ。
「グレー」と「ベージュ」の中間に位置するグレージュですが、その柔らかいトーンの性格故に主張し過ぎず、それでいてお部屋全体の雰囲気を演出する主役にもなるという今や建築業界において欠かせない存在になっています。
例えばキッチンの扉面材は時代の流行に敏感で、単色、石目柄、木目柄、抽象柄等どの年代でも選択できるよう幅広い面材を用意しています。
下の画像は20~30年程前のキッチンをイメージしたCG画像です。
特徴といえば当時は主流だった開き扉、ステンレス天板、ブーツ型のレンジフード。汚れ防止には100角のタイルが貼られていました。
今回はLIXILの新商品「ノクト」を使い、リフォームで空間がどう変化するのかをシミュレーションしてみました。
まずは一つ目。
扉は木目柄の「チェスナット」を使用。
タイル部分はベージュ系のキッチンパネルを貼り、清掃性が向上。
床は既存の床を剥がさず石目調のクッションフロアを上貼しました。
グレージュの中でもベージュの比率を多くした「ウォームグレージュ」を採用することで全体的に上品で優しい雰囲気になりました。
二つ目。
こちらはグレージュの中でもグレーの比率を多くした「クールグレージュ」を採用。
どことなく無機質で落ち着いた雰囲気になりました。
扉はノクトのフラッグシップ的カラーの「オリーブグレー」
キッチンパネル、クッションフロア共にグレー系でまとめました。
グレーとベージュの比率を変えることで様々な表情を見せてくれるのがグレージュという色です。
もはやトレンドカラーではなくスタンダードカラーと言ってもいいのではないでしょうか。
フルリフォームをする場合は別として、キッチンだけをリフォームするとなると間取りによってはリビングと繋がっていることも多く、
壁紙、床を全てリフォームするとなると費用も高くなりますし、工期も伸びてしまいます。
ただ、壁も床も一部分だけのリフォームであれば費用も抑えられ工期も大幅に伸びることはないでしょう。
キッチンは他の住宅設備機器とは違い、すぐに壊れるものではありませんので長く付き合っていくものです。(一部機器を除く)
だからこそキッチン本体はもちろん、壁や床等にもこだわって自分だけの空間を創り上げてほしいですね。
FPホームではキッチンはもちろん内装工事も含めたトータルコーディネートを行っております。
CG画像やコーディネートボード等を用い、目にも楽しい提案をさせていただきます。
札幌市及び札幌市近郊に住まいのリフォームはFPホームにお任せください。
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