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  1. 【AIR】夏の快適さとは。

    2014.03.03 (月)

    こんにちは。
    FPホーム広報担当より
    新しい住まいの考え方「AIR」についてご説明させていただきます。
     
    前回のブログに書かせていただいた”冬の快適さ”とは真逆の
    ”夏の快適さ”を簡単に考えてみた内容をお伝えさせていただきます。
     
    札幌(北海道)の夏は、本州に比べると短くて、温度も低いのかもしれません。
    とは言え近年は”湿度”が高く感じ、梅雨のような時期もあり
    ジメジメ、ジトジトと感じる日も多くなった気がします。
     
    それだけでも不快なのですが健康面にも影響があり
    屋内でも高温多湿状態が起因となる熱中症にも
    注意しなければいけないという意識を私も持ち始めました。
     
    いくら札幌(北海道)は冬に比べると夏は短いと言っても
    ジメジメ、ジトジトな”ちょっと”不快な感じや
    熱中症の心配が少なくすむ家がいいですよね。
    しかもそれが省エネであればあるほど嬉しくなります。 
     
    これが夏の理想、”ちょっと”良いなって思った家になりました。
      
    この夏の理想の家を実現する上で最初に想像したのが
    昔からあり、もはや日本の文化とも言える”通風”という考え方です。
    文字通り「室内の風通りをよくする。風を通す。」ことを
    プランニング上で考慮し、風を感じることで”涼しさ”を求めること。
    風が体にあたることで体感温度は下がるので効果はあると思います。
     
    また温かい空気は必ず上に向かおうとする自然の摂理を考慮し
    上階の高いところに窓を配置し排熱するという
    パッシブハウスの考え方も参考になると思います。
     
    ただ、窓を開けて風が通るときは確かに”快適”なのですが
    雨が降っていて窓を開けることができない時や
    雨が止んだ後のジメジメしている時に窓を開けたりした時、
    風が全く吹いていない時など
    窓が開けられない、または窓を開けても効果が感じられない時があるのも事実です。
      
    更に今現在では札幌にはまだ影響がないものの
    本州や先日は福島などにも影響が心配された
    PM2.5などの大気汚染が気になるときに窓を開けるのは抵抗がありますよね。 
      
    夏に窓が開けれらない時のことを想像してみてください。
    その時の我が家は、とても不快に感じると思います。
     
    ではそんな時はどう過ごせば快適かを考えてみると
    すぐ思いつく答えは”エアコン”を入れる!という事です。
    とても単純な発想ですが、一番イメージし易いのも事実だと感じます。
    札幌(北海道)の”エアコン”の設置率が高まってきたという話を
    聞いた事があるのですが、北海道でも”通風”だけでは対応できない
    気候の変化があるからなのかもしれません。 
     
    ただ”エアコン”について、特に女性から聞くのは
    ”エアコン”からの風が当たると体が冷えるので”ちょっと嫌”という意見です。
    上手く風が当たらないように調整したとしても
    室温をエアコンで低くしすぎると結露の問題も注意しなければいけません。
    約7℃の温度差が発生すると結露がでやすいと言われています。
     
    快適性を求めて”エアコン”を設置しても
    逆にデメリットとなってしまうこともあるのです。
     
    この事は既に【AIR】で暮らされているMさまも
    以前のお住まいで実際に体感し、悩んでいたというお話をされていました。
     
    では”通風”が確保できないときの快適性を何に求めるのかを考えた結果
    冬と同じ”湿度”に着目しました。
     
    夏の場合は”除湿”をすることで体感温度を下げることができるのです。
    冬の場合と同じですが、ダイキン工業さんの”うるるとさらら”のCMでもありました。
     
    「28℃でも我が家は涼しい」 
     
    まさにこれです。
    ただリビングだけ除湿されて快適だったとしても
    寝室や子供部屋が快適とは言えず
    更に熱中症の心配をしながら暮らすストレスは避けたい。
     
    夏と冬、この両極端な季節にとって快適な暮らしを実現するには
    ”調湿”という考え方を暮らす人にも家にも問題が起きないことを付保した上で
    その実現が可能となれば、快適な暮らしをお約束できるのではないか?
      
    対策を考えるべきは【冬の加湿、夏の除湿】
    この相反する存在をコントロールすることであり
    その実現のために生まれたキーワードが「調湿」の実現を目指すことになりした。
     
    これは札幌(北海道)だけではなく日本という高温多湿の
    特異な気候をもつ国全体でみても言えるのではないでしょうか?
       
    私たちは真剣に「住空間の空気の質を変えたい」と考えました。
    ”住空間の空気の質を変える”ということは
    暮らす方の生活を変え、今までとは違う幸せをお届けできると信じて。
     
    このようなロジックで「AIR」は創造されていきました。
    但し、このロジックには問題もありました。
     
    住宅にとって湿度はひとつ間違えると敵、悪となります。
    湿度は危険を伴う存在です。
    ただそのみんなが嫌う湿度を味方にすることができたとき
    今までとは違う豊かさを手に入れられるかもしれません。
     
    注意が必要なのは
    ただ加湿をすればいい、ただ除湿をすればいい、
    という訳ではありません。
     
    そういう単純な話ではないことを
    私たちは【FPの家】の生い立ちからも学んでいます。

    次回はロジックの問題点とは何か、FPの家から学んだことは何か。
    そして昨日までの敵を味方にできた理由をご説明いたします。
     
    今日、ブログでご説明させていただいた内容は
    下記でもご確認いただけますのでご一読いただければ幸いです。
     
    【AIR】コンセプトは>こちら<
    【AIR】空気と空間を考えるは>こちら<
    【AIR】調湿という発想は>こちら<
    【AIR】オーナー様インタビューは>こちら<
     
     
     AIR 空気と空間を考える

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