スタッフブログ

  1. 家と子猫と時々息子

    2009.07.17 (金)

    こんにちは、FP設計室の野村です。
     
     

    今年の春、ある日の出来事。

    仕事中、妻から携帯に連絡が入り、自宅のテラスの下からミャーミャー猫の鳴き声が聞こえるとの事。

    その日、早めに仕事を切り上げ、帰宅してテラスの前に立掛けてあった板をよけると、そこにはいつも近所をうろついている

    野良猫が・・・

    びっくりして逃げていった野良猫のいたその場所には、4匹の子猫が折り重なってミャーミャー鳴いておりました。
     
     560002.jpg

    私がまだ20代のころ、妻に子供ができたと分かってからすぐに、土地を探して、家を造り始め、子供が生まれる一週間前に

    引越しを完了させた(もちろんFPの家で)

    今考えるとなんて無茶な事をと・・・
     
     

    あれから15年目、初めてです、こんな事。

    こまった、どうしよう、・・・ でも気になる・・・

    翌日、ちょっとのぞいてみる。  ちゃんと親猫が面倒看ているようだ。
     
     

    その翌日、家の中で私だけ休みの日、  すごく気になる・・・

    昼過ぎ、ちょっとのぞいてみた。

    いた・・・  でも親猫は留守、  あれ?・・・

    一匹だけ離れたところに、しかも動かない、舌を出してくたっとしている。

    うわーっと思いながら板を立掛け閉じる。

    どうしよう・・・

    そんな中、この家と同じ歳の息子が帰ってきた。

    息子と一緒にもう一度のぞいてみる。

    「やっぱり死んじゃったのかな?」 ちょっとゆらしてみた。

    動いた、かすかに反応している。

    「どうする?」と息子に相談、このままだと確実に死んじゃう。

    「助けたい」と息子。

    でも、猫は飼うわけにはいかない、  でも・・・

    手を伸ばしてひろいあげると、体はすでに冷たい、。  でもかすかに動く。

    へその尾もまだついたまま。

    とにかく暖めた。 ミルクも飲ませた。

    どれくらいそうしていただろうか、元気になってきた子猫。

    賭けではあったが、もう一度ほかの3匹のところへ戻してみた。(暖めたカイロも一緒に)

    でも心配・・・

    その心配はあたってしまいました。

    戻ってきた親猫がその子だけのこして引越しをしてしまったのです。

    「あ~、なんてことを、助けないほうが良かったのか・・・」
     

    仕方ない、保護することを決め、妻に子猫用のミルクも買ってきてもらい、暖かくした箱の中へ。

    540001.jpg

    ミャーミャー元気よく鳴き出して来た。

    しかし、その翌日の夕方、動かなくなったと、あわてた息子からの電話。

    仕事から帰ると、息子は助けたことを後悔して、娘と一緒に子猫を目の前にして泣いておりました。
     
     

    家を建ててから、そして息子が生まれてから、15年目のある日の出来事。

    子猫はかわいそうだったけど、でも、あの時無理して家を建てていて良かったな~と思う今日この頃でした。(FPの家で)

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