注文住宅のコンセプト

毎日を、春に。

「夏涼しく、冬暖かい」って快適な住まいの合言葉だけど、
春と秋は、どうなんだろう?
穏やかな気候の中にだって、好きになれないところもある。
春夏秋冬それぞれの季節に合わせて
快適に過ごすための工夫をするのではなく、
一年中、いつでも、どこでも、
家族みんなが気持ちよく暮らせる住まいにしたい。
「常春」は、
春のように優しく柔らかな暖かさと爽やかな空気で、
毎日の暮らしにここちよさをもたらす住まいです。
つい鼻歌が出ちゃう嬉しい日も、
ちょっと落ち込むことがあった日も、
いつでも家族の毎日を、春のようなここちよさで包みます。

春

春のいいところだけを、いただきます。

長い冬を終えてやっと暖かくなったのも束の間、
不安定な気温や花粉に悩まされるなど、
春には春の苦労がありますよね。
柔らかな日差しと暖かさを招き入れ、
家じゅうを春の優しさで包みましょう。

夏

避暑地、はじめました。

年々暑さを増し、短いけれど厳しい札幌の夏。
家の中で熱中症になる人も少なくありません。
ギラギラと照りつける太陽を室内に入れず
風の通り道をつくることで快適さはグンと増し、
寝苦しい夜ともお別れです。

秋

やさしい秋、みーつけた。

食欲の秋、読書の秋、スポーツの秋。
楽しいことが沢山あるはずなのに、
ちょっと切なく寂しい気分になってしまうのは、
少しずつ寒くなるから。
深まる秋も、ココロに暖かさを灯しましょ。

冬

寒い日のアイスが、至福のとき。

マイナス10度を下回る札幌の冬。
寒さを防ぎ、冬の太陽を味方にして、
いつでもどこでも柔らかな暖かさを実現。
極寒な日ほど、室内で美味しくアイスを食べられるのは、
常春で暮らす「どさんこ」の特権です。

春のここちよさが、家族の時間をやさしくする。

毎日を快適に過ごすために、住まいには高い性能が求められます。
外気温に影響されない断熱性は魔法瓶のように保温性が高く、室内の空気を外にもらさない気密性は冷暖房効率を上げて省エネな暮らしと、しっかりとした計画換気に繋がる。どちらか一方だけではなく気密断熱がセットで揃い、高性能な住まいが実現します。
躯体性能により得られる快適な暮らしは一般的に「夏涼しく冬暖かい」と言われ、私たちも取り組んできました。
でも、「快適」や「ここちよさ」に定義はない。
空気環境や温湿度など肌で感じる過ごしやすさもあれば、ゾーニングやインテリア、住宅設備などが暮らしやすさにもなる。いくつもの「ここちよさ」があり、それを見つけ実現するのがFPホームの「常春」です。

家族で過ごせる時間は、永遠ではない。
ドラマのような日も、いつもの日常も、毎日は大切な1ページとして刻まれていく。
住まいは家族の時間を紡ぐ大切な場所だから、朝の目覚めから一日の終わりまで、ここちよく過ごしてほしい。
「常春」は、家族の日々に寄り添い、春のここちよさをお届けいたします。

Design「常春」コンセプトのデザイン

家族に、ここちよい距離感を。

柔らかな暖かさと、思いっきり深呼吸がしたくなる爽やかな空気。
キッチンから聞こえる料理の音や家族の笑い声、
ふとした時に感じる家族の気配。
身体とココロの両方で感じて得られるものが“ここちよさ”であると私たちは考えます。
「常春」は、緩やかにつながる空間が生む“ちょうどいい距離感”を大切にし、自然と共に暮らす住まいです。

1F

ロータイプの下駄箱、オープン階段、空間を有効活用した充実の収納で広く奥行きのある玄関。1階に集約した水周り、寝室の役割を明確にし計画的に設けた収納が面積以上の収納量を確保。
見た目にも気持ちよいだけではなく断熱気密に優れた性能が玄関から柔らかな暖かさで包み、気持ちの良い風が階段を通る「通風」の効果を発揮。都市型住宅という立地条件を感じさせない明るさと、春のようなここちよさを実現します。

2F

2階は家族のスペースに。朝食の時間は明るく、室温上昇につながる強い日差しが直接入らないように日射をコントロールしたLDK。玄関から設けた吹き抜けとオープン階段で開放的な空間と通風コントロールにより効率の良い熱の排出を実現。
用途に応じてフレキシブルに使えるスタディスペースやコミュニケーションを重視したゾーニングが家族の時間をここちよいものへと導きます。

ReasonFPホームの注文住宅が選ばれる理由

光と風が、住まいに春をつれてくる。

太陽は暖かさや明るさをもたらすが、方角によっては暑さへと変わる。
風はただ単純に風を通すだけではなく、熱気を外に排出する役割もある。
それぞれが持つ要素は土地を読むことでメリットへ変わり、光と風の道がここちよい空間をつくります。
私たちは立地条件や設備機器、温湿度を含む住環境など多面的に考察し、「常春」を実現します。

  • 風
  • 光
  • 温度
  • 素材
札幌の風向きに合わせて間取りを考える。
札幌特有の風向きを知ること
その土地特有の風、常風(卓越風)を窓から取り入れ、風の通り道(抜け道)をつくることで快適な住まいに近付けることが可能です。札幌は手稲山などの関係もあり、ほぼ1年中、北西-南東向きの常風が吹く。風を把握し、その常風を室内に通すことが最も重要になります。
体感温度
風速が1m/秒増すごとに、体感温度は約1℃ずつ低くなります。住まいに「風の通り道」を作ると熱気を排出し、実際の気温よりも低く感じるため、夏の暑い日でも春のような心地よさを得られます。
窓の存在意義を把握すること
窓の役割は、室内に明るさを届けるだけではありません。大きさや位置、開閉方向などにより「常風を通す役割」と「空気を移動させる役割」が与えられ、室内に風や空気の移動が生まれる。これにより、体感温度が下がり、春の心地よさを感じることができます。私たちは窓の大きさや位置、開閉方向などお客さまの住まいにとって「意味をもつ」ご提案をいたします。
光
札幌の太陽高度を計算した採光計画。
「日射が大事」は、勘違い
札幌では冬の日射を大事にされる方が多く、窓を大きくするケースが見られます。しかし、逆に真夏の室内が灼熱になるという問題が起きていることはご存知でしょうか?
春と秋の太陽は気持ちがいいけれど、夏は日差しが強くて遮りたい半面、冬は出来るだけ日射がほしい。理想的なのは、季節により日射をコントロールすることだと考えます。
日射のコントロール
住まわれる土地の北緯、東経などから太陽の高度や方角などを徹底的に調べます。状況を把握し軒や庇を造ることで夏の強い日射はカットし、冬の低い日差しを室内に取り込む、最適な日射のコントロールを考えます。
日射熱
冬の日射熱を取り込み、その熱を内装材などに蓄えることで昼間の暖房エネルギーを削減し、夜間の暖かさを得ることが可能です。実現するためには、取り入れた日射熱の損失を抑制する高い断熱・気密性が躯体(住まい)に必要となります。さらに、夏の強い日射を軒や庇に加えて躯体そのものが熱を遮り、より涼しく暮らせる常春な住環境を実現します。
温度
南に作る吹き抜けと、躯体性能で夏と冬を「春」にします。
温度差による「空気の移動」を知ること
自然の摂理により、暖かい空気は上へあがり、冷たい空気は下にさがります。これを上手く利用し、例えば1階から涼しい風を入れ、暖まった空気を2階から外に排出する、と空気を移動させることで、室内を涼しく保つことが可能となります。
どこに吹抜をつくるべきか
北側と南側の部屋では、どちらの室温が高くなると思いますか?間違いなく、直射光が入る可能性の高い南側の部屋の方が室温は高くなります。だからこそ、吹き抜けを南側に造ることで暖気を上昇させ、2階で効率よく排熱させることが重要になります。
躯体性能が重要
2階などに上昇した暖気を逃がさなければ熱が篭り、最終的に家全体、全ての空間が同じ温度になると空気の対流が少なくなり(移動が少なくなり)、体感温度が上がります。躯体性能が悪いと上昇した暖気が外へ逃げてしまうことで空気が対流し、冬、室温があるのに寒く感じる原因となる場合があります。
素材
躯体性能と設備機器が体感温度を快適に保ちます。
表面温度を大切に
室内における体感温度の考え方のひとつに、窓・壁・床などの表面温度と室温の平均で計算する方法があります。表面温度が室温より低ければ涼しく、逆に高ければ暖かく感じる。その温度効果を利用し実現する潜熱蓄熱材が含まれた内装材なども存在します、省エネで常春を実現する素材など、積極的にご提案いたします。
湿度を大切に
湿度が10%上下すると、体感温度が1℃上下することはご存知でしたか?調湿効果のある「珪藻土」や「漆喰」などの内装材を使用し、体感温度をコントロールすることで、より常春な環境に近づけることが可能です。また、臭いなども吸着させる効果があることから、空気環境を整え、胸いっぱい深呼吸できる春のような気持ちよさも感じられることと思います。
設備機器
過剰な冷暖房を行なえば、どの家でも常春のような心地よさを感じることができるのかもしれませんが、極力、省エネでその心地よさを実現できる住まいを理想と私たちは考えます。そのためには躯体性能だけではなく、設備機器とのバランスが重要となり、「FPの家」に適した設備機器を選定することも省エネな「常春」を実現するために重要なポイントとなります。